『ウィッグのお手入れについて』

せっかくなので、ウィッグのお手入れの仕方を紹介します。
特に大変はフルウィッグ。基本は自分の使っているシャンプー、
リンスでも大丈夫です。まずはウィッグを専用のブラシでとかし
、 余分なほこりを落とします。洗面所に洗面器を用意し、
ぬるま湯をためて、てっぺんを上にして浸し、
そこにシャンプーを少し溶かすように加え、髪を泡立てます。
洗面器のぬるま湯を何回か取り換えながら、少しずつシャンプーをおとします。
最終的にぬめりがなくなるまで繰り返す。仕上げに少量の湯量の
シャワーで洗い流す。軽く絞るように水分を落とした後はリンスをします。
先ほどの洗面器にぬるま湯を入れ、自分の髪につける量より
かなり少なめの量を洗面器のぬるま湯で溶く。そこに片手で
ウィッグ持って浸し、手櫛で整えるようにリンスをなじませる。
基本的にリンスは洗い流さないので、この時ぬめりが残らない
程度のリンスの量になるように気をつけます。シャンプーの時と
同じように、片手で軽く絞るように水分を落とします。
あらかじめ準備しておいたタオルの上にそっと置き、
もう1枚のタオルで挟むように、上から軽くたたいて水分をとる。
このとき、ゴシゴシこすったり、タオルをすり合わせたりしないように気をつける。
そして、ウィッグスタンドにかけてあらかじめ乾かす。スタンドがない場合は、
1リットルのペットボトルで代わりのものが作れます。ペットボトルの底の部分を
7〜8センチカットし、注ぎ口の方に被せるだけで、スタンドと同じ効果があります。
髪が長い場合は、ペットボトルをつけたし、髪の長さに合わせるようにします。
髪が下についたり、ペットボトルの下敷きにならないように気をつけなければ、
後で変な癖がついてしまい、シャンプーのやり直しになりかねません。
少しぱさっと乾いた部分が出てきたころ、ドライヤーをします。
片手でウィッグを持ち上げ、上から下に流すように、通常より
離れた位置から風を当てます。この時、乾かす方向で髪をはねさせたり、
内巻きにすることができます。耐熱のものであれば、
アイロンを使うこともできます。こうやって手入れをしながら、
半年以上お世話になってきましたが、やっと自分の髪もそこそこ
伸びてきたので、卒業しようかと考えています。ウィッグで性格を
改善できるわけではないのだろうけれど、それをつけることによって
自分でもほんの少しの勇気がもて、周りの対応も変わってくる
ことから自信にもなるのだと思います。